「新しい取引先が決まって、すぐ改修したい」や
「新しいプロモーション開始して、導線の設定したい」など日々様々な要望を社内より依頼を受けます。
普段、人からのお願いというのをあまり断れない性分で、
日々の仕事の依頼・要望を対応しています。
自分のタスクとWebディレクターとしての役割
疑問ではあるけど、要望に対応はしている。
なぜなら、人が必要としていることだから受けることが必要だと感じているからです。
また、依頼する以上無駄な仕事の依頼をしていないのもの分かります。
それぞれ個々の目標に必死なのもわかっているんです。
そう考えると受け続けざるおえないのです。
しかしながら、当然人から受けた仕事を進めることによって、
自分の仕事は何も進捗しなくなります。
そのため自分の評価は得られず、他人の仕事を引き受けたところで依頼者であるオーナーの手柄となるのです。
結果、自分のスキルというのは何も残らず目の前のタスクだけが増えていきます。
人に良かれと思っていたことが、なぜか報われない結果になります。
心身ともに逼迫する状況が生まれ追い詰められます。
これはWebディレクターとしての役割というより、ただの御用聞きになっているということに気がつき、
なんとか改善しないといけないということでどうするのが最適か考えました。
ディレクターとしての成長とハンドリング力
辛抱した結果、ようやくタスク状況は整備され改善しましたが、依頼者によるリテラシーの変化はありません。
相変わらず自己の目標値だけを優先した要望が目立ちます。
本来会社内のディレクターがハンドリングする役割ですが、いわば各セクションからの依頼は、開発の見積金額に驚くクライアントと同じで自己の目的主体での依頼が多いです。
クライアントから受ける要望に対して下記の内容を抑えて、ハンドリングするようにしています。
・施策に対する費用対効果
・開発リソースの確認
・スケジュールに対する理解
施策に対する費用対効果がわからないと、進められないですし、各施策のプライオリティも決まりません。
また開発リソースをないがしろにしてOKを出すこともできません。
また、費用対効果が良くても、その施策に手を入れる開発者の工数・スケジュールが伴わないと要望通りの開発は行えません。
こういった条件を持って案件の篩をかけていきます。
さいごに
御用聞きになった結果、どんどん良くない方向に落ちていってしまう流れと、その悪循環を改善する方法を書きました。
現在、根本的な課題もあって、サービスに対するWebディレクターの位置付けを再考する必要があります。
あくまで各依頼者と対等な関係性であることが大前提だと考えていますが、
サイト・サービスの主なコントロールをする舵取りとして行動していく必要があります。