Webディレクターの仕事は、デザイナーやエンジニア・取引先や上長など多岐に渡ってコミュニケーションを取り物事を進めていく仕事です。それでも人と人とのやりとりなので、無能だと思われることは少なくないでしょう。
あなたがWebディレクターだとしたら、直接言われないと思いますが、「え?」みたいな反応やイラっとする表情をされたことは印象として浮かぶものがいくつかあると思います。
あなたがもしデザイナーやエンジニアで、Webディレクターから依頼を受けることがあれば、無能だと思うことはあるでしょう。
webディレクターが無能と言われるポイント
Webディレクターが無能と言われるポイントを書いていきたいと思います。無能と思う方も思われているのかもという方も参考になれば幸いです。
指示内容を伝言ゲームで伝えてくる
元々の案件の仕様の理解がないけど、とにかく修正を行わないとならないケースで発生しやすいです。ディレクター自身のリソースにも余裕がなかったり、すぐに聞いてわかる人もいない、当然昔のドキュメントもない、そんな状況下に多いかと思います。
本来であれば、内容をインプットできる資料や人がいればそこで理解を深めることができます。しかし、そんな情報もないためとりあえず当事者から依頼を受けた内容通りそのまま制作者に伝えることがあります。
よくあるのが、コピペやメール転送などでそのまま送るパターンですね。
受ける側からすると「本当に分かっているのかな?」と思われてしまうでしょう。
既に決まった仕様に対して差し込みで依頼をする
案件として既に進んでいる状況で、五月雨式で仕様変更依頼が出てくるパターンです。この理由は、企画として十分に固まっていない場合が多く、ディレクターとしての担当者間のグリップ力が問われるポイントです。
担当者の確認を明示的に受けていなかったり、仕様の漏れ・不足があった場合に発生しやすいです。特に別の案件と並行して多忙になっていくほど発生しやすいです。その分制作も後手後手に回ってしまいます。
Webディレクターが無能と言われないためのポイント
なるべくデザイナーやエンジニアから無能と思われないのが良いですが、発生してしまうことはあるでしょう。未然に無能と思われないようにマインドをインストールしておきましょう。
依頼する経緯とその内容を自分の言葉で伝えること
なぜその指示・依頼をするのかなぜこのタイミングなのかを伝えてみましょう。
また、ディレクターが受けた内容を出来るだけ自分の言葉で書いてみると良いです。相手に不満がられる事も少しは軽減できると思います。
これは、依頼先のデザイナーやエンジニアのためでもあるのですが、ディレクター自身のためにもなります。
結局丸投げした依頼については、どんな仕様だったかも覚えていない事もあり結局依頼した成果物の成否もわからないような状況になります。
その案件の仕様自体の資料がなかったり知っている人が居なければ、制作者に調査依頼のプロセスを挟むなどの工夫もできます。
依頼元の状況・他に漏れがないか一覧化する
案件の差し込みがあった場合には、それなりの理由があるかと思います。たとえ仕様漏れでなくても「いきなり先方から依頼があった」などあるかと思います。ここで依頼元には、他に修正箇所がないかの確認を改めてしておいた方が良いです。また、スケジュールや追加費用が発生するなどの話をして調整していきます。
それを踏まえ、デザイナーやディレクターに依頼をする。また、依頼元の状況を経緯として伝える。ディレクターとしてこういう形で対応した等のバックグラウンドを伝えるだけでも受け取り方は変わります。
無能と言われないようにスタンスをわきまえる
色々問題は山積みかと思いますが、一つ一つ潰していき、常態化していかないのが案件を進めていくことのコツかもしれません。
デザイナーやエンジニアが居ないと何もできないことは間違い無いので、それを根底に依頼するスタンスを考えていくと良いと思います。
人と人との関わり合いなのでそういったことは伝わりやすいです。